2024年12月4日(水)アスト津研修室Aにて「災害ボランティアセンター運営養成研修会」を開催しました。講師には、一般社団法人ピースボート災害支援センター 遠藤 聡氏をお招きしました。
研修では、基礎編として被災者が突然おかれてしまうことになる非日常的な困りごとについてを皮切りに、災害ボランティアの活動や参加方法、運営準備編として災害ボランティアセンター(以下、災害VC)の概要やその運営と役割について学びました。
発災後には災害VCが開設され、復旧に向けて多くの災害ボランティアが求められますが災害ボランティアとボランティアを望む被災者のニーズのマッチング等の他、災害VCでの運営の担い手は多くの被災地で足りず、被災者ニーズの把握もうまくいかないのが課題となります。
参加者は災害VCの運営者として、与えられた被災者のニーズとボランティアの情報をもとに意見をだしあい、より良い判断を検討しあいました。
グループごとの検討報告では、同じ局面でも人やグループによってさまざまな見方や考え方があることで運営側の判断が変わることを実感しました。
災害VC運営3原則の一つである「協働」として、被災者にとって必要な支援を実施するためにはあらゆる支援者との協力体制や関係性の構築が重要です。「100の支援の力を100のまま被災者へ」届けるためにも、平時から災害VCの運営など知識や経験を重ねていくことが、これからも大事であると考えています。