2020年11月21日、三重県教育文化会館で「食品廃棄の問題について~持続可能な地域社会づくりに向けて~」と題し、「食品ロス」をテーマに学習会を開催しました。講師に三重県環境情報センター前センター長の佐野正和氏をお迎えし、食品廃棄と地球環境、SDGsとエシカル消費などについて、ご講演をいただきました。
参加者には、会場での受講とリモート(ZOOM)での参加を選択していただき会員生協等から43名が参加しました。
講演では、講師から「あなたにとって・・・はなんですか」といった質問が参加者に投げかけられ、一人ひとりが考えながら暮らしを見つめなおす学習会となりました。
地球環境の問題を生み出したのは私たち人間であり、暮らしが直結していること、生きるためには食べることが大切、でも食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が日本だけで年間612万tもあるといわれている。食品ロスを減らすための暮らし方と工夫が大切という気づきをいただきました。
持続可能な地域社会づくりのために、食品廃棄の問題解決に向けて取り組むことが必要であり、そのためには「食品ロス」について知ることが大事です。私たちのくらしが、環境問題に直結していることから、一人ひとりのエシカル消費も重要であり、その行動によって世界を変えていくことにつながる。食品ロスの削減に向け、会員生協での啓発や学習活動を通して、組合員が地域の中で主体的に取り組んでいくことが求められています。
SDGsは、地球環境を守る最後のチャンスといわれています。〝つながる、つなぐ、つなげる”を大切に、消費者一人ひとりが「食品ロス」の削減に取り組んでいくことが大事です。自分にできることを、みんなで一緒に始めましょう。