理事会

2024年2月2日~2024年2月4日、沖縄県への役職員研修を実施しました

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会員生協間の連帯を強くし、会員生協での活動の前進と、連帯による新たな実践を生み出していくことを目的に、2024年2月2日(金)~2024年2月4日(日)にかけて沖縄県への役職員研修を実施しました。

沖縄県生協連には全面的なご協力をいただき、沖縄戦の実相や米軍の基地問題、県民のくらしを考えた電力事業について学びました。

◇2月2日(金)

学習会「おきなわコープエナジーの取り組み」

・本州とは地理的な条件が異なる沖縄県において、おきなわコープエナジーの事業内容やこの間の取り組みについて学びました。また小売り電気事業に留まらず地域住民や自治体、他の法人とコミュニティ形成・情報共有など地域課題の解決に向けた取り組みを学ぶことができました。

◇2月3日(土)

①嘉数高台(普天間基地)、道の駅かでな(嘉手納基地)

・嘉数高台公園に残る陣地壕やトーチカ、慰霊碑等をめぐりながら、激戦の背景や展開を学びました。高台からは住宅街と近接する普天間基地を見ることができました。

住宅地のそばにオスプレイが見える普天間基地

・道の駅かでなの屋外展望場からは、広大な嘉手納基地の規模と、空中給油機3機が離陸する爆音を体感しました。展示室では、基地問題で負担を強いられ続けてきた嘉手納町の歴史を学びました。

滑走路へと進む空中給油機(道の駅から嘉手納基地をのぞむ)

②チビチリガマ

・米軍の投降の呼びかけを受け入れることができず、多くの方が集団自決で亡くなったチビチリガマの当時の実相と、同じ状況の中で住民が投降した近隣ガマの話などをお聞きました。知ることや教育の重要性について深く考える機会となりました。

チビチリガマ

③辺野古テント村

・SACO合意から始まった辺野古をめぐる一連の流れと変貌、沖縄県内の世論等を学びました。戦後、我慢を強いられてきた地元の女性達が立ち上がったこと、現在の移設計画では滑走路の機能が不十分なこと、活断層があり軟弱地盤であること、生物多様性条約に反することなども学びました。

埋め立て予定地方面をのぞむ

◇2月4日(日)

①糸数アブチラガマ

・ガマの闇の中で当時600人以上もの負傷兵と住民が、食料や水の他、薬や医療器具も足りずにろくな手当ても受けられなかった様子についてガイドの方から説明を受けました。

・ガマの外にある慰霊碑の前で、ガイドの方が語られた「命どぅ宝」について、今を生きる私達が考えて行動しなければいけないことを強く胸に刻む機会となりました。

糸数アブチラガマ

②ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館

・ひめゆり平和祈念資料館の展示室では、軍国教育の内容や動員に至る経過、看護要員として課された役割や、解散命令以降の実相などを展示物や映像証言で学びました。当時、壕の中で息をひそめ恐怖に身を竦めていた人々がいたという事実を噛みしめつつ、ひめゆりの塔の前で平和を祈念しました。

ひめゆり平和祈念資料館

当研修に同行していただいた沖縄県生協連専務理事の東江様からは、あらためて知ることや学ぶことの大切さを学ばせていただきました。

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