2025年12月12日(金)11:00~15:00、三重県教育文化会館 第5会議室にて「2025年度 災害ボランティアセンター運営養成研修会」を開催しました。
講師には、公益財団法人ピースボート災害支援センター 関根 正孝氏をお招きしました。
昨年に続き2回目となる本研修会では、午前は被災者がおかれる状況と、被災者の心情についてのお話を皮切りに、災害ボランティア活動の種類や、活動の参加方法と一日の活動の流れを学び、その後災害ボランティアセンター(以降、災害VC)の役割等についてじっくり教わりました。

午後からは、参加者はチームに分かれ「災害VCマッチングシミュレーションゲーム」を行いました。
参加者は、発災3日後の災害VC立ち上げ初日と2週間後の3連休の初日という設定の中、災害VCの運営者の一人としてチームの仲間とともに、被災者のニーズに沿うようボランティア希望者の情報とのマッチングに取り組みました。


マッチングのさなか、講師から告げられるハプニングや、判断が難しい被災者のニーズに対し、それぞれのチームでは積極的に意見を交わし、話し合って対応を決めていきました。
ゲームの終わりには、全体で「判断に迷った」「別のチームに聞いてみたい」ことを交流しあい、講師からは、実際の事例や考え方、受け止め方についての説明がありました。
ゲームの疑似体験を通し、午前中に学んだ災害VC運営の3原則「被災者中心」「地域主体」「協働」の考え方とその重要性について実感が得られました。
≪参加者の感想より≫
・災害ボランティアセンター運営のワークを通じて、大切なのは想像力だなと感じました。答えは一つじゃないし、マニュアルがあればできるというものではない。被災した場合には、自分たちで避難所を運営する必要もあり、運営側の視点が持てる人は多ければ多いだけいいなと。こういう機会がたくさんあって、参加者が増えるといいと思いました。






