2025年1月25日(土)、アスト津研修室Aとオンラインにて、三重県と三重県生協連の共催で、三重県食の安全・安心研修会「健康食品や機能性表示食品、トクホの違いと、カラダへの影響」を開催しました。
食の安全・安心をテーマとした三重県との学習会の共催は、2019年度以降6年連続6回目の開催です。当日は、会場33名、Zoom53名、合計86名のご参加がありました。
今年度は、公益社団法人日本食品衛生協会学術顧問 畝山智香子様を講師にお招きして、わたしたちが日頃、口にする”食品”とは何か、という基礎的なお話から、食品の安全の考え方や国の制度について、いわゆる健康食品とはどのようなものか、その問題点について等をご講演いただきました。
いわゆる健康食品は”食品”であって、国の認可があって販売される”医薬品”ではないことや、通常の食事では食べられない量の物質を一気に長期間摂取してしまう可能性があるため、食の安全を考える上ではリスクが高くなること、そして国の医薬品や食品の制度について等、お話いただきました。
お話の最後に、健康と食の安全のためには「多様な食品からなるバランスのとれた食生活」こそが大切とまとめられました。
参加者からは、
「健康食品は体にいい物と思ってとっていた。食品とは何かというところから話していただいたのでよくわかり、見直したいと思った」
「リスクを減らすには、いろいろな地域の食品を幅広く食べることが重要であるというのも、興味深かった。特定の物が良い悪いということではないと気づいた」
「合成色素や添加物は悪いものと思い込んで食べ物の幅を狭くしていた。適量を守れば安全を知ることができ、良かった。世の中、情報が多すぎて混乱していた部分が分かり、今後に役立てたい」
などといった感想が寄せられました。