三重県生活協同組合連合会は会員生協と連帯し、情勢に応じて地域のみなさんとご一緒に社会的な課題やくらしの課題について考え合う機会として「生協大会」を開催しています。
第34回目となる今回は、2020年NPT再検討会議で核兵器廃絶への道筋や核兵器禁止条約が発効されるよう三重県で生協の連帯を強め平和の取り組みをひろげていくこと、平和のバトンを次の世代へ託していく機会として開催しました。
2019年11月9日(土)14:00~16:30、三重県津市のアスト津アストホールにて三重県生協連会員生協の組合員と役職員などの参加で「核兵器と世界のいま、そして私たちの未来」と「2020年NPTに向けて」をテーマに基調講演とパネルディスカッションをおこないました。
また、ロビーでは会員生協及び三重県生協連平和活動委員会や食と健康づくりの委員会、消費者市民ネットワークみえの活動が紹介されました。また、ヒバクシャ国際署名三重県民の会とのヒバクシャ国際署名活動、ヒバクシャ活動支援募金、2019年台風19号被害緊急支援募金が積極的に呼びかけられました。
上野会長理事の挨拶のあと、三重県原爆被災者の会(三友会)事務局長・坂牧様から三友会は発足時から三重県生協連と共に歩んできた。これからもご一緒に、平和を願い守っていきましょうとご挨拶をいただきました。
基調講演は、長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授 中村 桂子先生から、核兵器をめぐる世界の状況や、核兵器禁止条約、これからの課題等についてご講演をいただきました。
また、「組合員・職員によるパネルディスカッション~2020年NPTに向けて~」では、中村先生にコーディネートをお願いし、2010年と2015年にNPT再検討会議生協代表団として参加されたコープみえ組合員と職員、2010年NPT再検討会議原水協代表団として参加されたみえ医療福祉生協職員、三重大学人文学部の学生、お二人の娘をNPTへ派遣されたコープみえ組合員をパネリストにお迎えしました。
最後に、主催者を代表し生協大会実行委員会の大田委員長が、一人ひとりにできることの実践と、つながりを大事にしていこうと挨拶がありました。
参加者からは、基調講演が分かりやすく自分なりに考えて未来に向けて動いていこう、ふだんからのくらしの中で平和について考えたことがなかった。よい機会になった。自分ごととして考えよう、一歩踏み出す大切さを学びましたといった感想が寄せられました。