「ヒバクシャ国際署名をすすめる三重県民の会」が設立(2017年7月)され、核兵器廃絶の条約締結をめざした署名活動がすすめられています。
事務局団体:三重県原爆被災者の会・原水爆禁止三重県協議会・三重県生活協同組合連合会
2017年7月7日、国連交渉会議で「核兵器禁止条約」が採択されました。賛成 は国連加盟国の63%(122か国)にのぼります。条約は、今年9月から署名が始まり、50か国が批准の手続きを終えたのち、90日後に発効する予定です。一方で、アメリカやロシアなどの核兵器の保有国や、日本などは「核兵器を一方的に禁止することは世界の安全保障の現実を踏まえていない」として、条約に参加しない見通しです。いまもなお、世界には10,000発を超える核兵器があり、その被害は人道的にも許されるものではありません。
被爆者は、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し、廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求め、現在、署名活動を続けています。三重県の生協、生協連においても、核兵器のない世界をめざして、呼びかけをすすめています。
この署名は、2020年NPT(核不拡散条約)再検討会議までの期間、取り組んでいく予定です。現在、世界では296万筆、三重県内では約50,000筆の署名が集まり、順次、国連に提出されていきます。